HIYAMA MAGAZINE

2016.01.04 第29号

舌のケアをしましょう



舌清掃用のスポンジ

当院では診療の仕上げとして舌のクリーニングをさせていただき、舌のケア方法もお伝えしております。そこで今回は舌について考えてみたいと思います。

右図は、舌の表面の模式図です。このように舌の表面は絨毯のようにびっしりと微細な突起で敷き詰められているので、汚れが付着しやすいのです。溜まった汚れは「舌苔」と呼びます。舌苔は歯垢(プラーク)と同様に細菌の温床です。口臭の原因になるとともに、誤嚥性肺炎などの全身疾患の原因にもなるため、清潔を保つためのケアが必要になってきます。一日一回朝起きてすぐのタイミングが効果的です。その際には舌表面を傷つけないように、舌専用の舌ブラシや舌べらの使用をお勧めします。
次に舌の病気についてです。当院では必ず初診(定期検診も含む)の患者様のお口の中をドクターが診察する際に、舌の状態もチェックしています。前癌病変などを早期に発見するためです。舌にできる病変には以下のようなものがあります。

乳頭腫 乳頭腫とは舌にできる「おでき」「いぼ」のようなもので、比較的よく見られる良性の腫瘍です。大きなものは切除を行います。
白板症 白板症とは口腔粘膜に生じた除去できない白色の板状・斑状の角化性病変です。前癌病変の一種なので注意が必要です。
舌癌 舌癌とは舌粘膜に生じる癌のことで、二十~四十代の低年齢層にも発生することがあります。

以上は舌の病気の一部です。舌の病気は自分で発見することが難しいため、定期的な歯科検診をお勧めします。

(宇梶)

私のおすすめ ~月刊誌 NICO~

当院の一階待合室に置かれている「NICO」は、歯科に通院される患者様のための雑誌です。創刊された時はこのような特化した雑誌にびっくりしましたが、治療内容だけでなくイラストレーターである「矢田 勝美」さんの、「食のラブレター」という食にまつわるエッセイや、噛みにくい治療中の歯に優しく、栄養価を考えた「やわらかレシピ」など気軽に読める内容で、毎月楽しみにしています。

平成27年平成27年11月号では「けが予防&パフォーマンスアップ!お役に立ちます。スポーツマウスガード」という今を時めくトップアスリートの活躍の秘密に触れるようなエピソードが特集されていて、歯科とスポーツの意外な関係を身近に感じました。 「歯医者さんのコレなんだ!?」では超音波洗浄機という器具を洗浄する器械の写真がありますが、ひやま歯科クリニックでも同じ器械を滅菌(菌のいない状態)の工程の一部として使用しています。

通院していただいている患者様の中には、「どうも治療と聞くと緊張してしまって」とおっしゃる方もいらっしゃいます。歯の治療は自分で見ることができず、どのような処置がされているの分かりにくく不安になるかも知れません。「百聞は一見に如かず」とは言いますが、治療について知ることにより、安心して治療が受けられることになるのではないかと思われます。
お時間のある際に是非ご覧になってみてください。

(早乙女)

職員旅行記

ロックハート城の前にて

十一月十九日、恒例の那須塩原医院スタッフと合同の職員旅行に行ってきました。本年は群馬県伊香保温泉方面への一泊旅行です。前日まで天気が不安でしたが当日は好天に恵まれ、世界遺産の富岡製紙場、壮麗なロックハート城、ガトーフェスタハラダのラスク工場見学など盛りだくさんな内容を満喫できました。宿泊先のホテルも岩風呂・露天風呂・大浴場などの温泉が充実。夕食も食べきれないほどの食材が満載で、量・味ともに満足の内容でした。宇都宮から高速道路を利用して片道二時間ほどで行けますので、興味のある方は是非行ってみてください。見どころが満載のスポットです。

(富川)

  • 桧山歯科クリニック

    栃木県那須塩原市弥生町2-28

    TEL : 0287-64-1180

    診療時間(平日) 9:00〜12:00/14:00〜19:00
    診療時間(土曜) 9:00〜12:00/14:00〜18:00
    休診日:日曜・祝日・木曜

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