7月8日(土)〜9日(日)の2日間、東京ビッグサイトTFTホールで開催された第36回日本顎関節学会学術大会に参加してきました。今大会は完全対面現地開催であり、参加者の向学心に満ちた熱気を直に感じる素晴らしい学術大会でした。
今大会のメインテーマは「顎関節サイコウ(再考、再興、最高!!)みんな集まれ!」というもので、シンポジウムのタイトルが「顎関節円板の復位・整位を再考する」「習慣性顎関節脱臼を再考する」「顎関節症と咬合を再考する」「咀嚼筋・腱膜過形成症を再考する」「DC/TMDと学会病態診断を再考する」など、全てに「再考」の語尾が付けられていました。顎関節および顎関節症に関して明解な見解が得られていない種々の課題について、今一度再考し議論することで、この分野の活性化を図っていきたいという趣旨と思われます。
栃木県に3名しかいない歯科顎関節症専門医の一人として、継続して研鑽を積みながら、地域の顎関節医療に貢献していきたいと考えております。
なお、6月から7月にかけての学会シーズン(日本口蓋裂学会、日本顎変形症学会、日本顎咬合学会、今回の日本顎関節学会、そして今週木曜日に開催される東京矯正歯科学会)の関係で、診療日がかなり変則的となっておりますこと、お詫び申し上げます。
宇都宮院院長 檜山成寿